マラウイ生活情報

令和4年8月9日

マラウイ生活情報

1.気候・風土・言語等


(1)気候・風土
大使館所在地首都リロングウェ市は,海抜1,100メートルの高地にあり年間を通じて比較的しのぎやすいですが,昼夜の気温差は非常に大きくなります。リロングウェ市の気候は次の3つに大別されます。
(ア)5月~8月「涼しい乾期」
平均気温は摂氏16℃前後で,平均湿度は60%前後。6~7月が最も寒く,最低気温が10℃以下になることもあります。6月~8月前半の朝夕は日本の晩秋 から初冬にかけたような気候で小雨が降ることもあり,暖房器具が必要な日もあります。
(イ)9月~11月「暑い乾期」
平均気温は摂氏21℃前後で,35℃を越える日もあります。湿度は50~60%前後。戸外では直射日光が非常に強く暑いですが,乾燥しているため日本の夏と比較するとしのぎやすいです。日陰は涼しく冷房は必ずしも必要ではありませんが,熱帯夜が続くこともあり扇風機程度の設備は必要です。
(ウ)12~4月「雨期」
平均気温は摂氏25℃前後で,湿度は80%前後。雨期といっても,日本の梅雨とは異なりジメジメした感じはさほどなく,短時間の激しい雨の後晴天となり気温が上昇することが多くあります。ただし閉めきった室内等では,この期間除湿を兼ねエアコンを使用することがあります。この時期雨と共に突風が吹くことがあるので,飛来物(樹木,鉄材等)には注意が必要です。

 

  (2)言語
英語及びチェワ語が公用語となっています。外国人の日常生活は英語で十分こと足り,ラジオ,テレビでも英語放送を行っています。ただし,地方農村部では英語が通じないことが多々あります。

 

  (3)人種・民族・宗教等
マラウイの主要部族はチェワ族,ヤオ族,トゥンブーカ族,ンゴニ族です。一方でアングロサクソン系,インド系,中国系等の外国人も相当数居住しています。宗教はキリスト教約75%,イスラム教約20%,残りをその他伝統宗教がしめています。

 

2.出入国および税関検査等(リロングウェ空港の場合)

 

(1)入国査証・入国審査(イエローカードについて)
日本国籍のパスポートを所持している人がマラウイに入国する際,今までは短期滞在査証の料金は免除されておりましたが,平成27年10月以降より査証料(短期滞在:USD75)を徴収しています。また,30日以上滞在する場合は,90日までの延長手続きを行うことができます。なお,90日を超える滞在が目的の場合には6ヶ月間の長期滞在査証を取得することが可能です。渡航前に在京マラウイ大使館で査証を取得することをおすすめします(在京大使館で取得する場合の査証料はシングルでUSD100です)。ビザを事前に取得していない場合,空港に到着後,入国カウンターで査証取得の手続きを行います。入国審査は,指紋採取及び顔写真の撮影が行われ,入国目的,滞在日数等の質問の後,旅券に入国スタンプが押印されます。

 

なお,黄熱病の予防接種(イエローカード)が要求されるかどうかは,居住する国(出国する国),経由国,入国する国の3つの要素で決まります。日本から黄熱病非リスク国を経由してマラウイに入国する場合には必要ありませんが,アフリカ諸国の黄熱リスク国(エチオピアやケニア等,※注意:南アフリカは黄熱リスク国ではない)を経由(空港トランジットを含む)して,マラウイへ入国する際にはイエローカードの提示を求められます。当地では全ての種類のワクチンが不足しており,入国後の接種は極めて困難です。同様に,休暇や帰国でマラウイを出国する際も黄熱リスク国を経由する場合には,空港でのチェックイン時や目的地(日本は含まれない)への入国時にイエローカードの提示を求められる場合があります。(注:日本国籍の方が海外へ渡航する際のビザについては,渡航先国・渡航目的・滞在期間等によってビザの要否・種類が異なり,また,国によっては事前通告なしに手続きが変更される場合もありますので,詳細は日本国内にある渡航先国の大使館・総領事館に確認し,最新の情報を入手してください。なお,各国の一般的な出入国審査等については外務省 海外安全ホームページの安全対策基礎データでも参照できます。)

 

(2)税関審査
入国審査後,チェックイン荷物を引き取り,税関審査を受けることになります。

 

(3)空港からの交通手段
タクシー(タクシーであることを示すサインやメーターはありません)運転手が到着ロビーで客待ちをしています。整備状況は良くありませんのでタクシーを利用する場合には,まず車両の体裁を確認し外観が芳しくない場合(外観が芳しくない場合は往々にして整備状況も良くありません),他のタクシーを選択してください。また,乗車前に必ず交渉のうえ値段を決定してから乗車してください。
タクシー代は,空港からリロングウェ市内主要ホテルまでMK17,000 (約USD20)程度です。

 

(4)空港利用税(航空券に含まれる)
空港利用税は,2008年7月より航空券代金に含まれるようになっています(以前は空港窓口で現金支払いしていました)。

 

(5)マラウイ通貨持ち出し制限
上限額はMK10,000です。

 

(6)外貨持ち出し規制
マラウイ通貨に換算しMK1,000,000を超える外貨については,持ち出しできません。

 

(7)主要航空会社連絡先
南アフリカ航空(SOUTH AFRICAN AIRWAYS) 01-772-242/01-770-312
エチオピア航空(ETHIOPIAN AIRLIMES)          01-771-002/771-308
ケニア航空(KENYA AIRWAYS)                       01-774-227/01-774-330

マラウイ航空(MALAWIAN AIRLINES)              01-746-600/734-862

 

3.ホテル

 

(1)宿泊施設
マラウイの各主要都市やマラウイ湖畔には一定の体裁を保ったホテルやロッジがあります。宿泊の予約は旅行代理店でもできますが,直接ホテルに電話した方が確実です。以下のホテル等がありますが,窃盗,紛失事案が皆無ではありませんので宿泊には十分に注意して下さい。


都市名

ホテル名

電話

料金(シングル一泊)

備 考

リロングェ市

 

 

Capital Hotel*

 01- 773-388

$125~

朝食・税込

President Walmont Hotel

 01- 789-888

$185~

朝食・税込

Lilongwe Hotel*

01-756-333

$140~

朝食・税込

Korea Garden Lodge

 01-753-467

$76~

朝食・税込

Crossroads Hotel

01-750-444
01-750-333

$111~

朝食・税込

ブランタイヤ市

Mount Soche Hotel*

01-820-588

$172~

朝食・税込

Protea Hotel Ryall's

01-820-955

$170~

朝食・税込

ゾンバ市

Ku Chawe Inn*

01-514-211

$150~

朝食・税込

マンゴチ周辺

Nkopola Lodge*

01-580-444

$145~

朝食・税込

ムズズ市

Mzuzu Hotel*

01-312-852
01-310-622

$160~

朝食・税込

  注)*印はSunbird Tourism系列              ※2017年12月現在 詳細は各ホテルにご確認ください。

 

(2)料金の支払い方法
ドル現金での支払いの場合,お釣りが現地通貨払いとなるため,少額米ドル紙幣を携行されることをお勧めします。なお,主要クレジットカードによる支払いは可能ですが,トラベラーズチェックは受け取りを拒否するホテルもありますので事前に確認することをお勧めします。現地通貨はホテルでも入手できますが,多額である場合には換金を拒否される場合があります。
なお,クレジットカードの使用については,使用したクレジットカードの番号が第三国の通信販売等の決済に使用されていたケースがあり,あまりお勧め出来ません。

 

4.外貨の両替

 

(1)空港およびホテルでの外貨交換
入国時には空港ビル内(1階)の両替所でマラウイ・クワチャに交換することができます(土・日も営業)。出国時についても空港ビル内の銀行においてクワチャから米ドルなどにUSD30程度を限度に換金することができますが,銀行が外貨を保有しておらず換金できないことが頻繁にあります。
主要ホテルでの換金は宿泊者に限り可能です。ホテルで保有している現地通貨量が限られているため,多額の換金はできません。

 

(2)市内での外貨交換
リロングウェ市内には,銀行の他に旅行者用の外貨交換所(マネービューロー等)がショップライト・ショッピングセンターやシティセンター等の数カ所にあります。平日に営業しており,銀行よりも若干有利なレートで換金できます。

 

5.チップ

 

基本的にはチップは必要ありません。他方,ホテルのポーターには1名当たりMK100程度(荷物が多量の場合は多少多めに)を,レストランでも同様の額をチップとすると喜ばれます。

 

6.通信

 

(1)電話
主要ホテルは,国際電話が可能ですが,料金は割高です。
マラウイから日本への通話は,ダイヤル直通の場合0081- の後に市外局番の「0」を除いてダイヤルします(例 03-5501-8000 の場合 0081-3-5501-8000)。
電話局のオペレータ(102)を介して通話することもできますが,指名者通話(パーソナルコール)やコレクトコールは利用できません。

 

(2)郵便(日本-マラウイ間)
航空郵便の場合,はがき・手紙・小包などの一般郵便物の場合2~4週間程度の所要日数が必要となっています。なお,送付した郵便物が不着となるケースも散見されますので,急を要するもの及び重要な郵便物については,高額ではありますがDHLで送付することをお勧めします。 船便の場合,いずれの形態郵便物も所要日数は数ヶ月となっており,紛失,内容物の破損が多数発生しているためお勧めできません。

 

(3)インターネット
いくつかのプロバイダーがサービスを提供していますが,日本と比較し回線速度は非常に遅く(64kbps~512kbps程度)通信障害が頻繁に発生します。日中は特に回線が混み合い,利用に支障を来します。国内主要携帯電話会社が販売するデータ通信USBバンドルが利用に便利です。この場合,USBバンドル購入にMK15,000程度,月に3GB使用するとして通信費に月額約MK10,000程度の費用を要します。利用者は少ないですがWIFIルーターの設置も可能です。また,モバイル通信が比較的速いため,SIMフリーのスマートフォンやタブレット型パソコンを持参すると便利です。

 

7.交通手段

  • レンタカー

セダンは,日額約MK15,000(100km),四輪駆動の場合は,日額約MK25,000(100km)でレンタルすることができます(いずれも運転手付の料金)。
<主なレンタカー会社>
当地の主なレンタカー会社は以下の3社です。
・APEX RENT A CAR     01-754-612 / 615
Off Paul Kagame Road, P.O.Box 1132, Lilongwe
・Countrywide Car Hire  01-770-044 / 080
Aquarius House, City Centre, Lilongwe
・J & K Car Hire        01-759 565 / 591
Mzimba Street, Bhagwanji Building, Area 4, Lilongwe
*公共交通機関には以下のものがあります。

  • 長距離バス

・リロングウェ~ブランタイヤ間(約350km)
普通,急行,直行など数種類のバスが運行されています。普通バスの場合6~8時間,直行バス(コーチライン)の場合は4時間程度で移動することができます。事故の可能性も排除されませんので十分留意願います。
・その他の地方都市
リロングウェからいくつかの主要都市,隣国にバスが運行しています。整備状況は必ずしも良好ではありませんので,運行中に故障する可能性が十分にあります。利用の際は余裕を持った移動計画を立てるようにしてください。

  • タクシー

空港,主要ホテルなどから利用することができます。タクシーにはメーターが取り付けられていないため,乗車前に行き先を伝えて必ず料金の交渉をしてください。(シティセンターからダウンタウンまでの移動の場合MK6,000が目安)。正規のタクシーは白地に赤い文字のナンバープレートをつけることになっています。信頼性に欠ける場合もあり,十分に注意して乗車して下さい。

  • 航空機

マラウイ航空(http://www.malawian-airlines.com/)が国内線を運行しています。

 

8.レストラン

 

(1)リロングウェの主なレストラン


レストラン名

場所

電話番号

料理の種類等

Le Mimosa

Capital Hotel

01-773-388

西洋料理

Vincent’s

Capital Hotel

01-773-388

西洋料理

Tidye

Capital Hotel

01-773-388

西洋料理

Buchanans

Four Seasons

01-772-859

西洋料理

Don Brioni’s Bistro

Kiboko Hotel

01-920-221

西洋料理

The Patio

Lilongwe Hotel

01-756-333

西洋料理

Latitude 13

Area 12

0996-403-159

西洋料理

Larks Cafe

Area 10

01-794-555
01-794-666

西洋料理

Sanctuary Lodge

Nature Sanctuary

01-775-200

西洋料理

Korea Garden

Area 3

01-753-467
01-757-854

韓国料理

Kortasia Lodge

Area 38

0999-282-114

韓国料理

Golden Peacock

Area 13

01-776-655

中華料理

Noble China

Area 3

01-750-075

中華料理

Copper Pot

Crossroads Hotel

01-750-333
0888-513-105

中華・インド料理中心

Queen of Sheba

Area 10

(GTZ向かい)

01-794-829
0999-215-724

エチオピア料理

Baba’s Delhi Darbar

Four Seasons

01-926-421

インド料理

Blue Ginger

Pacific Parade

01-795-225

インド料理

Bombay Palace

Game Complex

0888-202-202

インド料理

Huts

Pacific Parade

01-752-912

インド料理

Words of Mouth

Country Lodge

01-752-833/834
0999-821-435

インド料理

Everest Restaurant

Area 3

0111-647-595

0997-910-228

ネパール料理

Kathmandu

Four Seasons

0999-816-882

アジア料理

Myanmar Restaurant

City Centre

0993-031-371
0999-247-057

ローカル・アジア料理中心

Mamma Mia

Old Town mall

01-758-362

イタリア料理

Mediterraneo

Area 10

01-795-970

イタリア料理

Debonairs Pizza

City Mall

0991-630-464

ハンバーガー,ピザ

Steers/Pizza in

CrossRoad
Complex

0999-444-786

ハンバーガー,ピザ

Kentucky Fried Chicken

City Mall

0994-726-029

ファーストフード

Galito's

Game Complex

0999-127-777

ファーストフード

 

(2)ブランタイヤのレストラン


レストラン名

場所

電話番号

料理の種類等

Michiru Restaurant

Mt Soche Hotel

01-820-588

西洋料理

Picasso Restaurant

Mt Soche Hotel

01-820-588

西洋料理

Hong-Kong Restaurant

Robins Rd.

01-820-859
01-820-836

中華料理

21 Grill

Protea Hotel Ryalls

01-820-955

西洋料理

Casa Mia

Kabula, Bt

0111-915-559

西洋料理

Hostaria

Uta Waleza Centre Kidney Crescen

0888-282-828

イタリア料理

 

9.買い物・サービス

 

(1)商店の営業日・営業時間
一般的な営業日・営業時間:月曜日から土曜日,午前8時~午後6時
一般的な閉店日:日曜日,祝日

 

(2)商店の紹介
(ア)主な商店等

  • SHOPRITE:南ア資本のスーパーマーケット。 食品から簡単な家電まで,生活に必要なものがある程度揃います。営業時間は月~金が8:30~20:00,土曜が9:00~17:00,日曜が9:00~13:00,祝日休業。
  • PEOPLES:マラウイ資本のスーパーマーケット。市内数店舗の他,全国に展開。品揃えはSHOPRITEに比べると劣りますが,日曜の午後も開いている店舗があります。
  • CROSSROADS:エリア9にあるショッピング・コンプレックス。ファーストフード,カフェ,写真店,両替商,雑貨店などが入っています。酒類の入手は不可。
  • NICO CENTRE:上述のPEOPLESを中心に据えたショッピングセンター。PEOPLESの他には薬局,書店,写真展,両替商などが軒を連ねます。
  • FOODWORTH:輸入食材を中心に販売しているスーパー。サンドイッチやお弁当も販売していますが,酒類は購入できません。
  • SEVEN ELEVEN:レバノン系資本のスーパー。品揃えはぱっとしませんが,日曜も夜まで開いています。酒類の入手は不可。
  • SANTA PLAZA:アラブ系の雑貨店。キッチン用品から延長コード,変換プラグ,洗濯物干まで生活に役立つ雑貨類がある程度手に入ります。日曜も遅くまで開店しています。酒類の入手は不可。
  • PACIFIC PARADE:高級住宅街(エリア10)にあるショッピング・コンプレックス。スーパー(日曜日も営業)の他,レストランやバー等が入っています。
  • CHIPIKU:インド系のホールセールショップ。安い価格設定が売りになっています。日曜日もお昼まで営業しています。
  • OLD TOWN MALL:エリア3にあるショッピング・コンプレックスで,白人の経営する店が多くあります。イタリアレストラン兼食材店及びカフェを中心に,スーパー,本屋,アフリカ土産店などが入っています。
  • GAME:家電,日用品,スポーツ用品等を販売。ファースフードが隣接しており,到着直後に必要な物資は殆どそろえることが出来ます。
  • CITY MALL:クロスロードコンプレックス向かいに位置するレバノン系ショッピングモール。食料品スーパー,美容室,雑貨店などがあります。
  • GOLDEN PEACOCK SHOPPING CENTRE:中国食品・雑貨全般の他,白菜など他の店舗で入手困難な野菜も購入できます。
  • SANA CASH‘N’CARRY:インド系スーパー。食品,雑貨,家電,家具,文具等を販売。エリア4にあり,日曜日も営業している。
  • FOODLOVERS:GATEWAY MALL内の南アフリカ系スーパー。主に食品を販売しており酒類はワインのみを取り扱っている。輸入品が多いので品質は良いものの値段が高いものが多い。

     

(イ)日本・中華食料品取扱店
日本食材はほぼ入手不可能。OLD TOWN MALL内のスーパーにわずかに置いてありますが,いずれも高額な上賞味期限が切れているものも多くあります。豆腐,干し椎茸などの中華食材は市内の中華レストランで購入できます。また,エリア3の中華食材店などである程度のものが購入できる他,エリア13のGOLDEN PEACOCK SHOPPING CENTREでも購入可能です。

 

(3)各種商品の調達
(ア)衣類
既製服及び注文服の双方とも質の悪い生地を使用しており,邦人の利用には向きません。既製服の多くは低品質の中国製であり,注文服の場合は当地の仕立て技術が低く,良質の仕立ては期待できません。現地製品は品質が劣悪であり,欧米製品は海外へ注文する以外に入手方法が無いことから,衣類特に下着類は十分な量を持参することをお勧めします。 チテンジェと呼ばれる布を購入しドレスやワンピース等を仕立てることが可能です。
(イ)食料品
野菜類はある程度の種類のものが入手できます。また,マラウイ湖で獲れる魚を購入することもできますが,これは季節によって異なります。一部のスーパーでは冷凍の海産物を入手できます。
マラウイで生産されているキロンベロ米,特に一村一品運動で生産されているものは,日本米に近いと在留邦人の間で評判です。マラウイ人をはじめ,外国人にも人気があります。

 

(4)各種サービス
(ア)クリーニング
現地クリーニング店では質の高い仕上がりは期待できず,衣類が傷む可能性があります。
(イ)邦字書籍
当地において邦字の書籍を入手することはできません。しかしAmazonを利用すれば,日本から二週間程で入手可能です。
(ウ)日本語衛生放送
当地の衛星放送DSTVでは,日本語衛生放送を視聴することができません。 専用チューナー及び大型パラボラアンテナを取り付ければ,「NHKワールド・プレミア」の視聴が可能ですがアンテナの入手は非常に困難です。

 

10.衛生     

 

(1)飲料水,食事

石灰分の多い水質であること,上水道の整備が不十分であること,下水処理が不完全であること,水圧が不安定であること等の理由から細菌の混入が起こりやすいため,比較的きれいに見える水道水であっても確実に安全とはいえません。口に入る水は煮沸するか,ホテル,都市部や地方のスーパー,ガソリンスタンド等でペットボトルに入った飲用水を購入して飲用してください。氷は水道水をそのまま凍らせたものが多いので避けた方が安全です。食事については食中毒防止の観点から,生ものの多くが汚染されていると考えてください。

 

(2)虫除け
蚊帳,虫除けスプレー,各種殺虫剤,蚊取り線香,蚊取りマット,蚊取りリキッドは,スーパーマーケット等で購入可能ですが,在庫切れの場合もありますので在庫があるときに多めに購入しておくことをお勧めします。

 

(3)紙おむつ,生理用品など
高価ですが店頭にて購入することができます(全て輸入品)。

 

(4)その他
コンタクトレンズ用保存液などは購入できません。日本での準備が必要です。

 

※ 医療情報に関しては外務省HP世界の医療事情をご確認ください。

 

11. 携行品

 

(1)衣類
(ア)季節の服装
当地は日差しが強いため一年を通じて日中は夏服で過ごせますが,日陰や冷房の効いた場所での温度調節用に薄手のカーディガン等を持参すると重宝します。涼しい乾期は日本の初冬のように朝晩はかなり冷え込むので,セーター等の衣類が必要です。
(イ)その他携行した方が良い服装
背広やネクタイ,ワイシャツ,下着,靴下,靴他衣類全般は滞在に必要な分だけ持参することをお勧め致します。

 

(2)電気製品
電圧及び周波数は,それぞれ230V,50Hz。炊飯器,ホットプレート,ラジカセ等の小型の電化製品については,最近では海外仕様のものが容易に入手できるので,日本より持参することをお勧めします。当地で購入する場合は全て輸入品のため低品質のものでも価格が高く,可能であれば日本から持参することをお勧めします。日本製(100V仕様)を利用する際は変圧器が必要ですが,当地では入手不可能です。コンセントは英国と同じアース付きの三本端子の差し込み式で,三本端子はいずれも角形です(BFタイプ)。プラグのアダプターは現地購入可能です。

 

(3)食器,台所用品
良質の食器,台所用品を当地で揃えることは不可能なため,電気釜,包丁,まな板,鍋,和食器等は持参することをお勧めします。市内では並みかそれ以下の製品しか手に入らない上高価です。使用人に食器を洗わせる場合は予想以上に傷が付くので,高級品の場合には注意が必要です。

 

(4)食料品
前述の通り,日本の食料品を販売する店はないため,相当量を携行することをお勧めします。

 

(5)スポーツ・娯楽用品
市内ショッピングセンターにて,ゴルフ,サッカー等のスポーツ用品及びある程度の娯楽用品はこだわらなければ入手できます。DVD及び書籍に関しては,Amazonを利用すれば日本から二週間程度で入手可能です。

 

(6)贈呈品
贈答の習慣はクリスマス以外には特にありません。但し,マラウイでは日本製品は非常に高価かつ珍しいので,贈ると非常に喜ばれます。

 

(7)乳幼児用品
当地で入手出来るものは品質上かなり問題があるため,可能な限り全てのものを持参することをお勧めします。

 

(8)その他特に携行した方がよいもの
包装紙及び文房具はこだわらなければ入手可能ですが,低品質で高価です。名刺,カード類は質を問わなければ印刷可能です。和文名刺についても印刷可能ですが,十分な量を日本で作成し持参することをお勧めします。
市内は治安の関係から邦人が出かけられる場所が制限され自宅で過ごす時間が多いため,自分にあった趣味の用具や材料,本,雑誌等を多めに携行することをお勧めします。
化粧品,日焼け止めクリーム等は当地では品揃えが薄く,持参することをお勧めしますが,メーカーを問わなければ,シャンプー,リンス,歯磨き粉,保湿クリーム等は入手可能です。リネン,タオル類は割高であるので,持参することをお勧めします。スリッパ,防虫剤,家庭用洗剤も役立ちます。また,停電が多いため懐中電灯やLEDランタン等を持参すると便利です。電池は高価であるため,eneloop等の充電式電池を持参すると便利です。

 

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(注)当館HP掲載のマラウイ生活情報はあくまでも参考情報(2017年12月時点)です。商店や宿泊施設の電話番号や営業時間,査証手続きなどは頻繁に変更される可能性がありますので,実際にご利用の際は必ずそれぞれの機関に直接ご確認ください。なお,本ページ記載の商店や宿泊施設等に関する問い合わせは受けかねますのでご了承ください。