平成25年度国際交流基金文化芸術交流海外派遣事業

アフリカ和太鼓公演

201310 30,31日

 

10月30日,在マラウイ日本国大使館・国際交流基金の共催により,マラウイ首都リロングウェにて和太鼓を中心とした邦楽公演を行いました。日本からマラウイを訪れた演奏者は和太鼓の壱太郎氏,尺八の中村仁樹氏,三味線の雅勝氏の3名です。3名は日本,海外で幅広く演奏をされてきた音楽家たちですが,この度マラウイ・リロングウェでも350名以上の観客が素晴らしい演奏に聞き入りました。

 

                   

                     3名そろっての演奏 

 

                   

                     壱太郎氏

 

                   

                     中村仁樹氏

 

                   

                     雅勝氏

 

日本の伝統的音楽に現代的なアレンジを加えた演奏は,はじめて邦楽を聴くマラウイ人の観客にもとても喜ばれました。演奏した曲の一部は演奏者がそれぞれに作曲したものもありました。たとえば,中村仁樹氏はこのツアーのために特別に作曲した「あふりか」について観客に説明し,アフリカの自然に生きる動物たちや,人々の暮らしぶりなどアフリカ大陸のあふれる生命力をイメージして作った一曲だと述べました。最後の曲の演奏が終了すると,観客は総立ちの拍手を送り,最後にアンコール曲としてマラウイ国歌が演奏され,マラウイ人の観客はとても感銘を受けた様子で国歌を口ずさんでいました。

                 

                   

                     立ち上がって拍手をする観客

 

参加した約350名の観客のうち,103名がアンケートに回答しましたが,その8割以上が公演を「Excellent (素晴らしい)」と評価しました。アンケートに寄せられたコメントの一部は,「日本の伝統芸能を見るのは初めてだったが,楽器の演奏を楽しんだ」「演奏者はとても高いレベルだった,曲目もバリエーションがあって良かった,楽器の説明も興味深かった」「素晴らしい!演奏者の熱意,国歌の演奏に特に感動した」等がありました。また,今回のイベントを「文化を繋ごうとする真摯な取り組み」と評価するコメントもいただきましたが,壱太郎氏が公演中,自ら作曲した「Bridge」という曲を紹介し,音楽を通して文化の架け橋となりたいという願いをこめて作った曲であると述べたよう,今回の文化行事が日本とマラウイの文化を繋ぐ一助となったことを願います。

 

                   

                     公演後テレビの取材を受ける様子

 

翌日,公演団はリロングウェ市内の学校(ビショップ・マッケンジー・インターナショナル・スクール)を訪れ,6年生及び9年生(日本の中学3年生)併せて100名の生徒と約1時間のワークショップを行いました。生徒たちは熱心に演奏に聴き入り,また,楽器を使って一緒に演奏する部分では積極的に参加しました。学校の先生方,生徒の皆さんの暖かい歓迎のおかげで,ワークショップも無事終了しました。

 

                   

                     生徒と練習する壱太郎氏

 

                   

                     壱太郎氏のソロ演奏

                 

                   

                     雅勝氏のソロ演奏

 

                   

                     中村仁樹氏のソロ演奏

 

                   

                     生徒と演奏する様子

 

                   

                     生徒に最後の挨拶をする公演団

 

                   

                      壱太郎氏との握手を求める生徒たち

      

                   

                      中村仁樹氏,雅勝氏と握手をしながら開場を後にする生徒たち

   

 

【演奏者の紹介】

 

□壱(いち)太郎(たろう)(和太鼓)
1990年,鬼太鼓座(おんでこざ)に入座し,座の創設者,故 田耕(でんたがやす)氏に師事。座の中心的メンバーとして,国内はもとより,世界各地で2,000回以上の舞台を務める。2004年,鬼太鼓座より独立。ソロ活動に入る。日本国内のみならず,スウェーデン,エストニア,トルコ,アルジェリアなど世界各国にて公演を行う。
三味線や尺八,笛などの邦楽器にとどまらず,オーケストラや,ジャズ,ロックミュージシャンとのコラボレーションなど, 精力的にプロデュースし,作曲,演奏を行っている。

 

□中村(なかむら)仁樹(まさき)(尺八)
17歳で尺八に出会い,その魅力に魅せられ,東京藝術大学音楽学部邦楽科尺八専攻に進む。
第六回尺八新人王決定戦,第三回東京邦楽コンクール,第二回和洋楽器グループコンテストで優勝を果たす。読売新聞社賞,日本民謡協会賞受賞,薦田奨励賞,宇和島大賞受賞。大学卒業後,サントリーホール・両国国技館・アメリカ大使館などで招待演奏を行う。トルコ,アルジェリア,中国,アメリカ等で海外演奏。
尺八本来の響きを生かし,大自然や自己の内なる世界を投影したオリジナル曲は高い評価を得ている。

 

□雅(まさ)勝(かつ)
祖父の影響により民謡,三味線を始める。津軽三味線を内田(うちだ)實(みのる),福士(ふくし)豊(とよ)秋(あき)に師事。津軽三味線日本一決定戦や数々の津軽三味線コンクールにて入賞,東京最前線,竜馬四重奏,HALE to KEなどのグループに参加するなど古典の世界の他,様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションも積極的に行っている。スペイン,中国,アメリカ,台湾などの海外公演も成功させる他,NHKの民謡の番組などテレビやラジオ,CM音楽など国内外を問わず幅広い分野に渡って活動中。

 


 

 

 


法的事項  アクセシビリティについて  プライベートポリシー
Copyright (C): 2012 The Embassy of Japan in Malawi